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シリョウ設定資料集

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【本】

【本】

概要

見た目は豪華な装丁の書籍で、概念を保存できる。
名称はそのまま【本】なのだが、このオーパーツを指して言う場合の【本】と一般名称で言っている場合の「本」かは何故か理解できてしまうようになっている。

【本】は操作者の意思で概念を入出力することができる。ページの許す限り複数保存も可能。
入力したときは勝手にページが増え、出力したときはページが勝手に破かれるように無くなる。
ただしデメリットとして、操作者は[一般的な「本」という言葉はオーパーツである【本】というものを指す言葉である]と概念が上書きされる。
このオーパーツが創造された時には自由に概念を入出力できたのだが、現在はページが少なくなってきたため、相互取引でのみ効力を発揮するように【本】自体が選択している。
ちなみにこの【本】は開いて読むことができない。過去に強引に開いた人間が存在したらしいが、多種多様の概念に飲み込まれ【本】に同化してしまったようだ。

使用例としては、ある人間に「火」の概念を【本】に入力させるとその人間は「火」という概念を認識できなくなる。「火」を認識できなくなるということは、その人間は「火」の影響も受けることはない。
影響を受けないということは、火事のときに燃えることなく現場に入ることもできる。ただし、火事ということも認識できないため、救助もわざわざすることもせずそのまま素通りしてしまうようになる。

第一指定違法取引グループ である「ト是」が使用しているとのこと。