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メカニカ症

メカニカ症

メカニカ症 – Mechanization Disease
【めかにかしょう – メカニゼーション ディジーズ】

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概要

元々は宗教組織O_RMECHAの一部のメンバーにより、下層から出る死体を機械化して労働や資源に有効活用できる方法はないかと開発されたナノマシンウイルス。
ウイルスから分泌される特殊な成分により体内の細胞をカーボンや化学繊維に次から次へと置き換えていく。その際に神経も素早いスピードで置き換わっていき、痛みを感じず感覚がなくなっていくので病気の進行に気が付きにくいのも特徴である。
置き換わったパーツ類は最適化されておらず、従来の生身の体よりパフォーマンスは低下する。

感染経路

ウイルスに感染した人の血液や分泌液・体液・臓器に皮膚の傷や粘膜を通して直接接触することで、人から人に感染が拡大していく。

症状

ナノマシンウイルスによって、体の組織を感染原の箇所から機械的な組織構造に置き換えられていく。その進行スピードは約2週間程度で全身に進行する。

脳に到達した場合は進行が遅くなり、そこからさらに1週間程度の進行スピードで組織が置き換わっていく。
その際に強烈な睡魔が症状として現れるが、これがメカニカ症で唯一感じることができる症状である。そのまま睡魔に襲われ昏睡状態になり、脳も完全に機械組織へ置き換わる。

置き換わった後、約100人に1人の割合で昏睡から目覚めることが報告されているが、その意識が元の人間のものか別のものかは不明とされる。

治療

現在のところ、機械化した組織を元に戻す方法は解明されていない。感染したら即座にウィルスを死滅させる方法が有効である。
現在の個体は電磁パルスに非常に弱く、軽量なEMP照射機によって簡単に死滅させることが可能であると報告されている。

その特性から希少で管理が難しいウィルスであるが、サイボーグ化願望を持つ一部の人々によってウイルスが流出・悪用されている事例が下層にて報告されている。

  • 後に引けなくなったものが自分の体を資源にして金銭に交換しようとするケース
  • 機械化したいという願望から自ら感染するケース
  • 末期の病気に侵された部分を機械に無理やり置き換えようとするケース