ヤコウコバチ
非常に薫り高く、上層ではヤコウコバチ(夜煌小鉢)といわれ秋の味覚として楽しまれているキノコ。
流通量が非常に少なく上層市民にとっても非常に高値で取り引きされる。
メディアでも例年取り上げられるほどに認知度の高さではあるが、その栽培・収穫方法を知る上層市民は少ない。
ヴィルーパ下層に自生するキノコ。
下層ではヒカリテンバンタケとよばれる。
大きさ5~10cm程の子実体を形成し、皿型の傘を持ち表面の粘性はない。その特殊な生育条件により常時帯電しており、ハンターからは「下層の唯一生きた星」と揶揄されることも。
劣化した天板液晶を菌床に群生するため収穫難度が非常に高く、年間数件の死亡事故を起こしている。
しかし、買い取り価格が非常に高く(もっとも高値のモノでは一株で下層の生涯年収を超える値が付くことも)、一攫千金をめざすハンターが後を絶たない。