中層の生物
フォートリス
主に下層に生息する。
鉄くずやスクラップなどを集めそれらから堅牢な巣を作る。要塞(フォートレス)のような鉄壁の守りの巣を作ることと別惑星における『リス』に姿が酷似していることからこの名がつけられた。
巣の内部には土や紙くずなどが敷き詰めてあり、保温性も確保するなど柔軟に素材を使い分けている。
巣を作る際の材料集めで度々盗難被害が出ており、またアンドロイド芋を好むのかしばしば畑を荒らされているのもあり、一部セクターでは害獣指定されている。近年は中層でも稀に姿を確認されておりこちらでも被害が確認されている。
一方でスクラップを使った独特な巣は一部マニアには芸術品として人気であり、最も高値のものは1億ルーパもの値が着いた事もある。
ヌヌキ
とある惑星から紛れ込んだ外来種がヴィルーパで数百年をかけて進化した生物。
中層のどこにでも生息し、視線のあった生物をずっと凝視する性質がある。
体の6割は脂肪であり、退化した足ではまともに動けず移動の大半は転がって行う。
「ヌヌキの抜き打ち」(意味:誰にも見られていないと思うなかれ)という言葉があるほど、神出鬼没な生物である。