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先天性/後天性工色素沈着斑模病

先天性/後天性工色素沈着斑模病

先天性/後天性 工色素沈着斑模病
【せんてんせい/こうてんせい こうしきそちんちゃくはんもびょう】

概要

主にヴィルーパ下層で発症する病気であり、色ツキという差別の元になっている病気。
下層は上層や中層から漏れた廃液などの影響で酸性雨が降っており、この降水や汚水などの影響で肌が黒く変色した人々のことを『黒ビト』と呼んで差別していた。
近年は流入する薬品の変化により黒以外の変色も確認されており、彼らに対する蔑称もひとくくりに『色ツキ』になっている。

原因

上層・中層の生活排水や、大規模洗浄を目的とした人工雨による汚染水を摂取、あるいは皮膚吸収することで発症する。
汚染された環境に数年間にわたり長期間滞在すると発症する病気であり、短期間であれば体の代謝などによって自然治癒されるため、接触による感染などは極めて稀なケースである。

差別の対象であり忌み嫌われている色ツキだが、免疫力が低くない限り彼らとの接触には特に問題はないとされる。

症状

薬品により皮膚が汚染されていることで、免疫力の低下や毛穴からの出血などといった身体的症状が確認されている。
また免疫力の低下などから感染症にかかりやすく、通常では発症しないような病にも罹患しうるため、発症者として侮蔑的な目線を向けられることが非常に多い。 
症状によって感染症になりやすい事や、肌同士の接触あるいは汚染水によるさらなる症状の拡大を防ぐため、レインコートなどの防護服の着用を推奨されている。

治療

先天性・後天性のいずれかによって治療方針が変わる。
後天性の場合は一時的なものであったり感染範囲が狭いことから、中層や上層の治療施設における短期治療で症状の改善が見込める。

一方で先天性のものは発症者の子供などに発現することが多く、専門の治療施設でも症状の改善は難しい。
純粋な下層民ほど体に色が出やすいことから、色ツキとして忌み嫌われる象徴のレッテルが貼られてしまう。