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心機疲労性不調症候群

心機疲労性不調症候群

心機疲労性 不調症候群
【しんきひろうせい-ふちょうしょうこうぐん】

概要

全身に虚脱感が生じ、主に関節に鈍痛が発生する。
また、頭痛や耳鳴り・発熱の症状も確認されているが、重症化し意識障害や後遺症が残るといった事例は確認されていない。

原因

下層から上層までの全域で広まっている。
しかし感染事例は報告されておらず、その詳細については不明である。
一説では、一過性の高ストレスに晒されると発症率が高まるという報告もある。

症状の詳細

関節の鈍痛は肘、膝関節に集中する傾向がみられる。頭痛についても個体差はあるが酷い痛みとまではいかない。
発熱についても概ね『微熱』と呼ばれるレベルの発熱が数日続く。
どの症状も、後遺症に至る事もなく、また重症化するケースも見受けられない。

検査・診断

発症して数日で完治および軽症化する為、診断による凡例が少ない傾向にある。
問診やチェックシートによる症状のチェック、および各種検査により合併症または別の症状でないかを確認する。

予防・治療後の注意点

高ストレス環境下に長期間晒される、疲労蓄積などで発症するリスクが高まる。
適度な休暇をとると同時に、偏った食事にならないように心がける。
機械生命体の場合は定期的なメンテナンスや、メンテナンスレポートを提出するよう心掛ける。

治療

重症化リスクは現時点で確認されていないとはいえ、治療をすることが望ましい。

栄養ドリンク、またはプラセボ効果を狙い抗生物質と謳った偽薬を投与。
その後1日から3日程の安静、静養に努めることでほぼ快方に向かう。

感染者への問診記録

(一部抜粋)

「その日は朝から身体がダルくてさ。病院なんてものはここにゃ無いから、大人しく寝てたんだよ。翌朝には治っちまったから、なんだったのかは分からない。」(下層住民:労働従事者)

「電圧の低下と演算処理能力が著しく低下しました。デフラグとリカバリ、数日の休眠を以って完治したことを報告します。」(上層:事務職機械生命体)