義体ブランド『Overd-Less』
オーバードレス(Overd-Less)は、かつて上・中層で流行した義体ブランドである。販売元は■■■技研だが現在は倒産している。
特徴
”人体をより極限へ”
医療用義肢を主要事業としていた■■■技研が当時の上層アパレル企業とタイアップしてリリースした装飾義肢で、デザイナーの奇抜なアイディアを長年のノウハウによりそのまま形にしたという奇跡の設計。
人体のシルエットを大きく逸脱した形状であるにも関わらず、操作性は培養四肢に勝るとも劣らない。
モデルチェンジの度に機能性・デザインが大きく変更され、現在マイナーチェンジモデルを除いて10のモデルが確認されている。
製品ラインナップ(一部)
Overd-Less001 Hand=LR “”StreamBody””
流線型を多用した細身の義手。生身比約25%と徹底的な軽量化がなされており、同時発売の義足と共に多くの上層ファッションモデルの四肢を彩った当ブランドの火付け役的義体。
Overd-Less006 Leg=piscis “”Yaoviqune””
水中専用の左右一体型の義足。海洋哺乳類を参考にした行動ルーチーンが組み込まれており、訓練なしに水中で自由自在に動き回ることができる。
一時期、動物愛護団体から「実際の動物から採取された部品が使用されている」との非難があった。
Overd-Less010 FullBody “”D-X-M””
当ブランドの確認されている最後のモデル。未発売。
オーパーツ由来の技術が使われ、ごく少数が生産される予定だった。
現在
最終モデル”D-X-M”の開発中の事故により、■■■技研は倒産。
その後の調査で一部製品に非合法な技術が使われていることが発覚したため現在では上層での所持が禁じられている。しかし、未だ一部根強いマニアが残っており、
偽装を施し着用する上層市民も確認されている。
また、中・下層では中古品が活発に取引されており、海賊品もまた同様に多く出回っている。