LS³ 大規模空間サーベイシステム
LS³ – Large Space Survey System
【エルエススリー】
平時におけるヴィルーパ内の各種エネルギー量の測定を行うとともに、オーパーツ「大鳥居」による転送現象を検出するシステム。
探査装置が軌道を周回し、常に複数の装置が相互にデータ送信を行うことで観測を行う。
探査装置は惑星外殻の外側・重力圏に配置されており、このことで計器は著しい重力異常の影響を受けず、かつ惑星全体をカバーできることが特徴となっている。
探査装置間のデータは完全な光速でやり取りされているが、このデータが大鳥居による転送に巻き込まれた場合、時空間のひずみによって微細な受信時間のズレやデータ自体の破損といった現象が起こる。
このようなデータ異常があった場合、中央集積ユニットへ到達時刻の誤差・データの破損具合が送信され、全探査装置からの受信情報をもとに転送の位置や規模・転送された対象が絞り込まれる。最終的には現場周辺の光学センサーを介して特定し、結果は観測者のサーバーへと送信される。