O_RMECHA
O_RMECHA【オルメカ】
概要
サイバネ系宗教「標規正会」から分派した宗教組織。
組織名の由来は『Ooparts-oRgans of MECHanical Absolute』の略称であり、その名の通りオーパーツを神の臓器として信仰する者たちが所属している。
高度なオーパーツを求めて危険な活動を繰り返すことで知られるが、その原動力は神への純粋な興味だけであるらしく、反体制的な団体が意識することの多い社会的地位や体制の転覆といった事象は意に介さない。
このことから彼らの信仰は一般にほとんど浸透しておらず、組織としての実態にも謎が多い。
オーパーツが絡む事案では他の組織と小競り合いになることも多いほか、遺物や技術の違法取引などを目的とした裏社会の組織とも繋がりがあるとされ、ヴィルーパの統治者たる企業たちからは単なる一宗教の枠に収まらない脅威として認知されている。
信仰
『O_RMECHA』では『標規正会』と同様、ヴィルーパに存在する遺産を『かつて存在した神によって導かれた文明』として崇拝している。
しかし遺物の中でも高度なオーパーツのことを『神体を構成していた臓器・器官の一種』という特異な認識で捉えており、散ってしまった神体を再構築することで『“唯一絶対なる神”の再臨』が可能だと強く信じている。
神体たり得るオーパーツを探し出すための発掘探査や技術開発を主な活動としていることから単なる研究者集団とも思われがちだが、最終目標となる神の降臨を達成するための犠牲は厭わないという過激さも併せ持つ。
組織の母体であった『標規正会』では人間を神に近づけようとしているのに対し、『O_RMECHA』は神それ自体の再現を目的にしている点で信仰の方向性が異なる。
影響力
保有するオーパーツや技術情報を秘匿する目的から閉鎖的なコミュニティを形成しているとみられ、一般社会における認知度はあまり高くない。
しかし独占的にオーパーツを収集・利用している事実や手段を選ばない過激さから、社会に対する潜在的な影響力は極めて大きいとして要注意団体に指定されている。
また活動の中で十三連合を含む企業などと対立する機会も多いためか、『O_RMECHA』を支持するレジスタンス派閥や違法組織も少なからず存在しており、(彼らにそのつもりが無いとしても) 反体制的な流れをまとめるカリスマとして機能する可能性からも警戒が必要な団体といえる。
実力部隊
他の団体に比べて規模が小さいことや古代文明遺跡の発掘・研究に注力しているなどの組織の性質からか、特定の武力組織を有することはこれまで確認されていない。
しかしオーパーツの扱いに長ける者が数多く所属していることが分かっており、その実力には未知数な部分も多いことから接触の際には細心の注意が必要である。