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ガスカズラ

ガスカズラ

下層での性質

下層ではガスカズラ とよばれる。
汚泥等の有機物で汚染された土壌で育つ。
土中の有機物を分解しエネルギーとして育ち、副産物の可燃性ガスを袋状の果実部に蓄積する。
果実の成長につれてガスの溜まった萼(ガク)、栄養の詰まった果実・種子部分が分かれていく。
完熟すると果実がガスによって浮かび上がり、空中を浮遊。一定の高度で萼が破裂し、果実は新天地に種子をばらまく。
果実部の味自体はフルーティであるが、可燃性ガスが溶け込んでいるため、萼を開いた瞬間から悪臭が漂う。
ガクを割った際の爆発事故が時々発生するため、ガスカズラ と呼ばれ注意喚起がされているが、貴重な甘味のため中身を食べようとした際の事故が絶えない。

上層での性質

上層ではミツカガチ とよばれる。
ある程度の肥沃な土地であれば育つ。
有機肥料をあげればあげるほど果実部は大きく育つが、ガスが貯まらずに果実だけが大きく育つのが特徴。
上層で下層のように浮かび上がる果実を再現しようとするのは至難の業であり、如何に上手に飛ばせるかを競うコンテストが開かれている。
味は下層のものより甘味が強く、悪臭がほぼ無いため、ミツカガチ の名称で親しまれる。