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合成人類EL(エル)  Extended Lifeform – Gen15 EL-15

合成人類EL(エル)  Extended Lifeform – Gen15 EL-15

AquaVital全人類食品.incによる合弁会社「蜃気生命科技公司 」の開発したELタイプヒューマノイドの第十五世代モデル。現在の販売元は Simlacrum Agency (AV社の完全子会社)

初めは”拒絶反応の無い有機義体”を目指して開発が開始されたELタイプだったが、その開発は難航。第六世代までには主流の機械式義体を凌駕する性能に達したものの、その厳しい適合条件が緩和できず、全人類食品.incは株式をすべてAV社に譲渡し事業より撤退を選んだ。(この際、観測者からオーバーテクノロジー供与の申し出がなされたが、AV社の強い反発により破談となった。)
その後の第七世代より、プロジェクトの目標は”有機義体”から”有機部品によるアンドロイド”へと変更され、同時に蜃気生命科技公司は Simlacrum Agency へと社名変更。上層での均質な労働力としてのリース事業を開始。前世代となるEL-14は現在でも多くの上層企業を支える人的資源の代替となっている。導入に際し、新興上層民や中層民の一部から反対運動が起こったものの現在では停滞している。

当モデルは「量産可能なハイエンド人材 」を謳い文句とし、重サイボーグ相当の身体能力と技能転写処置による即戦力級のスキルがセールスポイント。第十四世代から自己判断能力が格段に向上しており、このEL-15モデルから”高度自我のある生物”と判断され、上層での戸籍と上層圏内に限った人権が与えられている